此の時代が所謂国産ガラス電極の最初であった。以後鋭意改良研究をなし逐年その成果を修めた。 すなわち、昭和29年には所謂バリ−組成のリチウムガラス電極を完成し、 これによりガラス膜のアルカリ特性及び強度は一段と改良されました。 また、昭和32年にはガラス電極内極とリ−ド線を熔着する方法として高周波装置を完成し、 特殊処理を実施することにより絶縁劣化を完全に防止することに成功しました。
昭和35年電子工業振興臨時処置法の第3号機種にpH電極が指定されるに当り、 通産省より該当メ−カ−として指定されました。この事により弊所はpHガラス電極の 専業メ−カ−として一層その品質の向上に努め昭和39年には耐酸、耐アルカリ性並びに 電位勾配に秀れた組成をもつpH電極用ガラスの開発に成功、昭和48年には超高温の pH測定用ガラス電極の開発に成功しました。爾来各種用途の電極を開発し品質的には 国際水準以上であり本邦唯一のガラス電極専業メ−カ−でありましたが、 昭和49年の計量法の改正施行に依る、計量法第13条に基き、 昭和50年10月16日登録番号第107号計量器製造事業登録を致しました。
以後従来のガラス電極の他、各種イオン電極の研究開発と共に、pHメ−タ−、イオンメ−タ−、 溶存酸素メ−タ−、導電率メ−タ−等の製造販売を致しております。
昭和34年5月 | 株式会社東興化学研究所を東京都杉並区成宗2−887に設立す。 |
昭和36年8月 | 工場狭隘のため下記に移転拡張す。 本 社 東京都杉並区高井戸西1−18−15 |
昭和49年8月 | 別館開設 東京都杉並区高井戸西1−18−8 |
平成 3年4月 | 別館跡地に本社新設 東京都杉並区高井戸西1−18−8 ※旧本社を別館とする。 |